猫とMacの日々
そんな時に寒さに打ち勝つ気力と活力を身体全身に充填してくれるのが日本が生んだ素朴な飲み物「甘酒」です。
今年の元日にApple Store名古屋栄で並んでいる方々にお配りした私の特製甘酒が好評を博しまして、CamCamさんを筆頭にいまだに多くの方々から「レシピ教えてください」とご連絡が絶えません。
そこでもっと寒さが厳しくなった本日、ご家庭で消費できる適量の特製甘酒を作ってみました。そのレシピを大公開です。

松竹梅の酒粕(おから状タイプ)100g
イチビキ特濃あま酒(米麹甘酒の元)380g(1パック)
メグミルクおなかにやさしく(牛乳)400cc
水 800cc
グラニュー糖 適量
塩 少々

まず酒粕を100g 鍋に細かくちぎって入れたあと、少量の水をかけて1時間ほど寝かせて柔らかくします。板状酒粕だと柔らかくするまで一昼夜かかることもあるのでおから状の酒粕をおすすめします。

柔らかくなった酒粕を木べらで練り込みます。ミキサーとか使うと酒粕のエグ味が出ることがあるので木べらでしっかり練ってください。

酒粕がペースト状になったら米麹甘酒の素を加えさらに練ります。米麹甘酒のつぶつぶ感を消すためです。甘酒は酒粕を溶いたモノと米麹を糖化させたモノの二種類がありますがどちらも短所がありまして酒粕は粉っぽさ感が、米麹はつぶつぶ感が喉越しを悪くさせてしまいます。そこで二種類の原料をミックスさせて短所を消してしまうのです。

いいあんばいになってきました。

練りながらゆっくり水800ccを加えていきます。水を満了加えたら弱火から中火で加熱します。ここで注意すべき点はかき混ぜながら火にかけることです。甘酒は粘度がかなり高いので鍋底で発生した水蒸気の泡が鍋の中央で結合し最後に巨大な泡となって水面で破裂することがあるんです。1mくらい熱い飛沫が飛びますので鍋底の水蒸気を追い出す意味で必ずかき混ぜながら加熱してください。
グラニュー糖と塩はここで投入します。甘味はこの時点で決めてください。なお上白糖は甘酒にはくどすぎ気品が出ません。

沸騰する直前にメグミルクおなかにやさしく(牛乳)を400cc加えます。さらにかき混ぜながら加熱して沸騰する直前で完成です。
メグミルクおなかにやさしくは乳糖を分解した牛乳で乳臭さがなくほんのり甘さがあります。その甘さが甘酒に気品を与えてくれます。

完成!おいしいよ~♪ しょうがとか入れてほっかほかになってください。
酒粕によるお酒の風味、米麹甘酒の自然な風味、メグミルクおなかにやさしくの気品高い甘み。このトリプル効果でもう一度作りたくなりますよ!
この甘酒でこれからが勝負の受験生のお夜食や暖房の温度を下げる節電などに活用していただければそんな嬉しいことはありません。

余った牛乳は調理中いたずらしなかったご褒美として猫ちゃんにプレゼント(^^)
